「三里塚教会」(1954年)は、成田市三里塚・芝山地区に現存する吉村順三の初期の知られざる作品のひとつで、成田空港建設の三里塚闘争の大きな波に呑み込まれながらも、現在も教会として現存する歴史的にも意味のある建築です。
ムーミンの作家として日本でも人気のあるトーヴェ・ヤンソンの魅力を紹介する。フィンランド湾に浮かぶ岩の孤島クルーヴ島(ハル)に手作りの小屋を建て1991年(77歳)までの毎夏を過ごしました。孤独は最高の贅沢だと知っていた、トーヴェ・ヤンソンの生き方と暮らしを見つめ、彼女の創作の足跡を追うことで、精神的な豊かさや便利な社会の足元を見つめ直す機会となれば幸いです。
世界をリードする建築家を多く輩出する名門のハーバードGSD。
近年取り組んでいる「PLATFORM」というプログラムを中心に、その教育の内容を紹介する。また、実際に教鞭をとる教師陣が来日し、日本の建築学生に向けてワークショップも行う。
一昨年の3月11日、地震と原発事故を経験し、かつその被災地で活動を続ける若手アーティストグループ・three。彼らはこれまで、携帯ストラップやフィギュア、古新聞など、身近にあるものを使い、消費する都市と生産する地方とのギャップへ疑問を投げかける、社会性の強い作品を作ってきました。今回の展示では、魚の形をした「醤油さし」を使用し、原発事故を軸とする事象をテーマにした作品や、飯館村の映像を投影した作品等をご紹介致します。
東日本大震災の数多くある被災地の中から、人口約一万五千人の町・宮城県「南三陸町」に焦点を絞り、MIT(マサチューセッツ工科大学)と宮城大学他による復興プロジェクトと、地元の中学3年生による現地写真とメッセージを展示紹介します。