川北 英 (ギャラリーエークワッド館長)
審査を振り返って
大震災を挟んでのコンペでしたが、本当に多くの方々から応募いただき感謝しています。
プロの方だけでなく、学生さんやインテリアに興味のある一般の方々あるいはクレヨンでのお絵描きのような小さな方々からの提案まで、本当に幅の広い応募でびっくりしています。ある意味では、既存ホテルに対するちょっとした不満や希望の表れなのかもしれません。応募された案は大きく分けると、「とにかく疲れた体を休めたい」的な案と「ここでしかできないことをしたい」的体験型の案にわかれたようです。今回の実験的作業が新しいホテルの客室づくりに貢献できればと思います。完成をご期待ください。
ひびのこづえ (コスチュームアーティスト)
ココチホテルの審査は素敵な偶然が。沼津は私の故郷です。なので沼津をイメージしたコンセプトに強く惹かれました。夕焼け空の部屋は子供の頃の懐かしい風景を7歳の少女が描き、湧き水の部屋は柿田川湧水群の美しい水の風景をクリーンなイメージで表現されていました。このホテルが沼津の良いとこを紹介する最初の入り口になると願っています。
グエナエル・ニコラ (インダストリアルデザイナー)
入賞おめでとうございます。どの部屋も、みなさんのこういう部屋が欲しいと言う思いがつまった素敵な部屋です。みなさんと同じくらい完成を楽しみにしています。
亀井 誠一 (カーサ ブルータス編集長)
子供からプロフェッショナルまで、大勢の人たちが 参加した楽しいコンペでした。これからの日本において、 地方都市の発展と地域社会の繋がりが、ますます重要になっていきます。これを機に、沼津でもココチホテルを 中心に、地域の繋がり、人との繋がりが大きく広がっていくことを願っております。
鈴木 修 (株式会社竹中工務店作業所長)
夢のある素晴らしい力作が数多く寄せられたことに感激しました。限られた時間の中で作品を選ぶことに大変苦労しましたが、皆さんのすばらしいアイデアに出会えて幸せな気持ちになりました。