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Thought in Japan ― 700通のエアメール ―
瀬底恒が結んだ世界と日本
2011.11.11 fri − 2012.1.19 thu

世界に日本のデザイナーを紹介し、また編集者として、多くの傑作を世に残した瀬底恒。戦後日本のデザイン界を支えた瀬底恒が見た日本にあった美は何であったのか。「THINK BIG」大きく広い視野で、高い志を持ち、羽ばたいた一人の日本人女性の生きた時代を振り返る。「THOUGHT IN JAPAN」日本にしかない、考え方、精神を見つめ直す。

 
 
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竹中大工道具館平成23年度企画展
葺く ― 草と木でつくる屋根 ―
2011.8.22 mom − 2011.10.1 sat

2011年度の企画は「屋根」に焦点をあて、先祖古来より伝わる技と心を紹介します。21世紀をむかえ、自然と共生する循環型社会の構築が求められている今、本展では自然にやさしい屋根、特に草で葺く「茅葺き」、ヒノキの皮を重ねて葺く「檜皮葺き」、薄く割った板を重ねて葺く「杮葺き」の伝統技術を取り上げます。中でも目玉となるのは普段間近で見ることの難しい屋根の実物大模型の展示です。貴重な資料を数多く展示致します。是非足をお運びください。

 
 
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橋本典久の世界 虫めがね 地球儀
2011.6.10 fri − 2011.8.11 thu

超高解像度のスキャンによる人間大の巨大な昆虫写真、日常の風景が円形や球体に落とし込まれたゼログラフ写真やパノラマボール。「視ること」を探求し続ける橋本典久がつくり出す空間には、いつもと違うモノの見方や感じ方が無限に拡がっています。本展覧会では、昆虫だけではなく、映画や宮沢賢治の詩を題材とした作品もご紹介致します。

 
 
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八幡浜市立日土小学校と松村正恒展
— 木造モダニズムの可能性 —
2011.3.18 fri − 2011.6.3 fri

今回の木造モダニズム企画では、愛媛県八幡浜市役所の建築技師として活躍した松村正恒(1913-1993)を取り上げます。代表作である「日土小学校」は、1999年にdocomomo20 選に選定されました。そして2009年春、竣工後約50年を経て多くの人々の情熱と努力と叡智により増築を含む保存再生工事が完成しました。これらの経緯は、建築保存の一つの成功例となり、地域と建築の繋がり、再生と保存のあり方、さらにはモダニズム建築の思想や本質を示しているのではないでしょうか。

 
 
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八木マリヨ展 縄の森をくぐりぬけると...
2011.1.14 fri − 2011.3.10 thu

「アーティスト」あるいは「環境芸術家」という範疇を遼かに突き抜けて活躍する作家・八木マリヨは、縄ロジイと名づけた芸術表現作品を、国内に留まらず海外各地で発表してきました。 今回の展示では、木場に今も多く残る製材所から廃材として出る、鉋の削り屑などで縄を綯(な)い、縄の林立する森を創ります。今こそ、この地で森の文化・木の文化の再生を願い、木と人との関わりや、地域の方々の結束を考え、文化をあらためて見直すきっかけに出来れば、という思いの込められた展示です。