5
ダイバーシティへ向けて
障がいから未来の社会を見る
「障がい」というのは、身体的状況そのものではなく、社会の中で生まれる不自由や心理的な壁のことだと考えます。この壁をこえるには、当事者だけでなく社会に生きる一人ひとりが互いの差異を知ったうえで歩み寄り、共に生きているという意識をもつことが必要です。その先に「ダイバーシティ」があるのではないでしょうか。 義足、あるいは障がいを通して、壁のない社会をつくるために現在なされている数多くの取り組みの中で、そのいくつかを紹介します。